1. 「ただ起きている」世界の真実 朝目が覚める、心臓が鼓動する、呼吸が続く——これらすべては、私たちの意識的な努力とは関係なく「ただ起きている」ことです。 同じように、日々の出来事もまた、私たちが操作できるものではなく、ただ流れていく現象にすぎません。 例えば、空に浮かぶ雲を想像してください。その形や動きを私たちがコ...

1. 非二元論とは何か？ 非二元論は、「私と他者」「善と悪」「正と誤」などの対立する概念が、本当は一つの存在、すべてが同じ本質から成り立っている、という考え方です。 通常、私たちは物事を「二元的な視点」、つまり分けて考えますが、非二元論ではそれを超え、「分かれていない世界」を見つめます。 しかし、初めて非二元論に触れる...

はじめに：後悔と心配がもたらす影響 多くの人が、過去の失敗や選択を振り返り、後悔の念にかられることがあります。 そして未来の不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。 人間である以上、こうした感情から逃れるのは難しいものです。 私自身も、長い間この「後悔」と「心配」に振り回されてきました。 変えられない過去、予測...

はじめに：“私”とは何か？ 私たちは日々の生活の中で、「自分」という感覚にしばしば囚われています。「私はこう感じる」「私はこうしたい」という声は私たちにとって当たり前のものですが、この「私」とは一体何なのでしょうか？非二元論では、この「私」はただの一時的な現れに過ぎないと考えます。 非二元論の視点：映画のスクリーンと”...

1. はじめに 私たちはみんな幸せになりたいと願っています。ですが、多くの人は「幸せ」を未来に求め、先のことばかりを考えてしまいがちです。しかし、本当に幸せになるためには、「今」に目を向けることが大切だということに気づいているでしょうか？ この記事では、「幸せを探す」のではなく、「今ある幸せに気づく」ことの重要性につい...

1. 生き方を迷うとき、どうすればいい？ 仕事や生活に対して「このままでいいのか？」と悩む瞬間、誰にでも訪れます。 こうした悩みは日常の一部といえますが、それだけではなく「生きる意味」まで考えてしまう人も少なくありません。 私たちは、無意識のうちに未来に対する不安を感じ、決断を先延ばしにすることがあります。 しかし、...

「在って無い」を理解する—悟りへの道のりと心の平安 (1) はじめに—「在って無い」とは？ 私たちが普段考える「在る」や「無い」の概念は、単純な存在や不在のことを指します。しかし、「在って無い」とはそれを超えたものです。まるで目に見えない風や心の変化のように、それは在るようで在らず、無いようで無く、曖昧で捕まえどころが...

1. 真理を学んでもわからないこと 真理を追い求め、学んでいくことで、世の中の仕組みが少しずつ分かってきます。 しかし、それがどれほど分かっていても、自分自身の思考すら予測できないことに気づきます。 たとえば、数分先に何を考えるか、どんな感情が湧き上がるか、それすら完全には分からないのです。 考えてみると、私たちは目に...

1. 無為自然の心境 多くの人が毎日の生活で、財布の中身や貯金額を気にしているでしょう。 それは当然のことですが、僕は少し違った考え方を持っています。 実際のところ、僕は財布にいくら入っているのか、家にいくらお金があるのか、そしていくら貯金があるのか、ほとんど気にしていません。 それでも、不思議と心に平穏が訪れるのです...

『幸せ探しの旅の終わり』 かつて僕は、幸せを探し求める旅を続けていました。 どこかにあると思っていた幸せを追いかけ、その結果を期待して日々を過ごしていました。 しかし、ある日ふと立ち止まって考えたとき、僕は大きな気づきを得たのです。 『幸せと不幸せの両方に気づく』 簡単過ぎて見失っていた真実。 それは、既に私たちは幸せ...

はじめに: 悟りの瞬間とは何か？ 私たちの人生において、ふとした瞬間に「これだ！」と感じることがあります。 まるですべてが一つに繋がり、全てが明らかになったかのような感覚。 それが、一般に「悟り」と呼ばれる瞬間かもしれません。 しかし、この悟りの瞬間は決して特別なものではありません。 私たち一人一人が日常の中で感じる瞬...

こんにちは皆さん、今日は「究極の今」についてお話しします。タイトルの通り、「究極の今」とは何なのか、一緒に探っていきましょう。 序章：存在しない「今」 まず最初に、本当は「今回」も「究極」も「本当」も存在しないことを知っておいてください。 しかし、それでもこの記事を読んでいただけると嬉しいです。この数行の文章も、今この...

『非二元論（ノンデュアリティ）とは？』 非二元論とは、自己と他者、主体と客体といった二元的な対立が実際には存在しないという考え方です。 すべては一つの全体であり、分離は幻想に過ぎません。 私たちが感じる「私」と「他者」の区別も、その幻想の一部です。 『目覚めと悟り』 「目覚め」とは、自分が個別の存在ではなく、無限の意識...

こんにちは皆さん、今日は特別な話をお届けします。それは「究極の話」です。 本当の現実は何？ 実は、「今回」も「究極」も「本当」も存在しないのです。 しかし、それでも聞いてください。この数行の文章も、今の瞬間に思考が処理しなければ存在しません。 数分前の思いも、今この瞬間に捉えていなければ存在しません。 一秒前も同じです...

ノンデュアリティの概念 私たちの生活の中で、ノンデュアリティ、つまり非二元の概念を説明するのは簡単ではありません。なぜなら、これは言葉を超えた概念だからです。たとえば、誰かが「ほら、あれが月だ」と指をさしても、その指は月そのものではないように、言葉もノンデュアリティを指し示すだけで、それ自体を表しているわけではありませ...

【 今の自分の考えこそが「今」の正解】 人生の道を歩んでいると、自分の考えや意見に自信が持てなくなることがあります。特に、知識が乏しいとか、世間知らずだとか言われると、その思いはますます強くなるかもしれません。でも、実はそんな時こそ、自分の考えが最も重要なんです。 自分の思いが一番大切な理由 なぜなら、どんなに学者や賢...

逝くことをすごく怖がる人がいる ぼくは不思議なくらい恐怖心はありません なぜかと言うと 逝くのは熟睡の延長だと勝手に考えています 疲れた時には熟睡したいと思うものです 人生に疲れた人が「逝きたい」と感じるのも理解できます だからこそ、私は延命治療は意識のあるうちは拒否します 病院にも行きませんし 健康診断も受けません ...

幸せを見失っていた理由 幸せ探しに夢中になっていた時期がありました。 ところが、その過程で簡単すぎて見失っていた事実に気づきました。 それは、すでに幸せでもあり、不幸せでもあるということです。 僕たちが「得る」ことや「する」ことによって何か特別な成果を期待する思考は、今この瞬間には存在しないのです。 今ここにある幸せ ...